深くしゃがむと膝が痛んで気になる
週に3回ダンスのレッスンに通うOLさんです
飛んだり跳ねたり特に問題ないのですが、深くしゃがむと左膝の外側に痛みがでて気になって踊りにくい。
1ヶ月以上経っても治る様子が無いのでインターネット検索でご来院頂きました。
「しゃがんだ時だけ痛みが出るんでどうなってるのか知りたいんです」との事です。
「これは膝以外の所が上手く機能してないようですのですね」
「長くほっとくといずれ膝も悪くなってきますのでこの機会に原因探しましょう」と答えさせて頂きました。
しゃがみと痛む膝の痛みをどのように施術した?
腰を捻った頂くと右回りは大丈夫だが左回りが詰まってしまう。
股関節も左に開きにくく深く曲げると鼠径部に痛みがでた。
仰向けで太ももの高さが左側の盛り上がりが強い。
しかし、仰向けで深く膝を曲げても痛みは出ない。
その状態で内側に膝を捻ると軽くロックしてくる。
足の部分を触ると足関節が反らせていくと軽くロックしてくる。
これを踏まえて、大腰筋・腸骨筋・殿筋群の機能を回復すると鼠径部の痛みは無くなりました。
「わぁ、凄い!股関節は硬くてどうにもならないと思ってました!!」と言われたので、「股関節に関連する筋肉のバランスを取ってちゃんと働くようにしてあげると大丈夫ですよ」と説明しました。
同時に太ももの高さがそろてきた。
ここで起きてしゃがんでもらうと少しはましですが痛みは出る。
そこで膝の関節の調整を細かく行い、足関節の調整も行ってみると「痛みが無くなりました」と言っていてもらえるかと思ってましたが、「まだ深くしゃがむと痛みが出ます」とおっしゃいます。
緩めるところは緩んだので今度は安定させようと考えて、伸縮性のテーピングを10㎝貼ってみました。
深くしゃがんでみると「わぁ、痛みが無くなりました!気持ちいい!!」と喜んで頂きました。
ダンスのレッスンの時は痛みが無くなるまではテーピングしてもらう事で本日は終了です。
深くしゃがむと痛みのでる膝はその後どうなった
1週間後に2回目
「毎回レッスンの時はテーピングすると痛みは出ていません」との事でしたので、股関節中心に上半身も調整させて頂きました。
痛みが無くなれば様子をみながらテーピングを止めてもらうようにご案内して、テーピングを続けて頂いて2週間後にご来院して頂くようにしております。
深くしゃがむと痛む膝の原因は?
下腿(ひざ下の脚)の外側に腓骨という骨があります。
この骨は、膝の曲げ伸ばしや足首の動きを補助的に安定させて働いています。
補助的と書きましたが、腓骨がちゃんと動きそして安定しないと曲げ伸ばしはもちろん歩行にも多大な影響を与えます。
この方は、ダンスをされてて日頃から十分に動いて可動性は有りました。
そこに、不具合となる股関節から膝にかけての動きの制限が出来てしまってその分の動きを足関節まわりでカバーしていた可能性があります。
つまり動き過ぎによる可動性行進となっていました。
動いてるから問題なさそうですが、動き過ぎは良くありません。
動き過ぎは体にとって不安定を産んできます。そうなると身体の仕組みとしては安定させたいために筋肉を硬直させ動きを制限して安定させようとします。
この方は、腓骨にテーピングをほんの10㎝で安定させただけで身体は緩む方向へと変わりました。
ふだんあまりテーピングを用いませんが「動きの方向性を付けたい時」と「安定性が欲しい時」に筋肉や靭帯の補助をしてもらいます。
体重がのっかった状態のみの痛みは重力バランスを身体が無理して支えているときに起こります。
足から見直す方がいいと考えています。お困りの方は一度ご相談ください。
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立澤 勝之(たちざわ かつゆき)

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